派遣社員として初めて働くとき、色んな不安がありませんか?
- 自分でもできるかな?
- 未経験でも大丈夫?
- 何に気をつければいいの?
そのせいで損したこともあります…。
これから派遣社員として働くあなたに向けて、私が当時知りたかったことを17個にまとめてみました。
この記事に目を通すだけで、「働く前にに知りたかった!」という後悔をしないですむようになります。
派遣会社のサイトに載ってないことも書いていますので、隙間時間を見つけて読んでみて下さい。
サクッと読めるように、目次だけで内容が分かるようにしています。
ジャンプできる目次
派遣と正社員の違いを知っておこう。
T子さん
でも事前に知っておくだけで、安心して働けることばかりです。
まずは正社員と比較して、その違いを知っていきましょう。
1.雇用主は派遣会社
例えば、あなたがA社の人事部で派遣社員として働くことになりました。
でも、あなたはA社ではなく派遣会社と契約しています。
お金をもらうのも、保険に加入しているのも、お休みをもらうのも、すべて派遣会社が相手です。
いつもA社に出勤するので、派遣会社の存在感が薄くて忘れそうになりますが、何かあった時に最初に相談するのは派遣会社だと知っておきましょう。
先にA社に相談すると、話がこじれてしまうことがあるので注意してください。
何かあった時に相談するのは派遣会。
2.給与は時給制
T子さん
時給制という点ではアルバイトと一緒です。
時給制だから困ることあるの?と思いますよね。
働いてるとわかるのですが、月の給料がかなり変わります。
正社員なら「祝日やったー!」と思いますが、派遣だとその分給料が減ります。
GW、夏季休暇、年末年始休暇をしっかり休む派遣先であれば、その分給料は大きく減ります。
こんなはずじゃなかった、と後悔しないためにも、その点は覚えておきましょう。
休みの多い月は手取りがガクッと減ると覚悟すべし。
3.交通費はもらえないことが多い→もらえるように!
求人情報に記載がなければ、交通費は出ないと思っておきましょう。
交通費がかかる職場だとその分手元に残るお金が大きく減るので、家から近い職場を選ぶ方が稼ぐことができます。
2020年4月以降、『同一労働同一賃金』の考え方が軸となり、正社員やパードと同じように、どの派遣会社でも交通費が支給されるようになりました。
2020年以降は交通費が支給されるようになった
4.ボーナス・退職金はない
正社員ではないので、ボーナスはありません。退職金もありません。
月々の手取りはあまり変わらなくても、年収や生涯年収には差が出てきます。
その点は事前に覚悟しておきましょう。
派遣が悪いわけではないですよ。
ボーナス、退職金は諦めるべし。
5.昇格・昇給はない
基本的に昇格や昇給はありません。
契約途中に時給が上がることもほぼありません。
時給アップをしたい場合は、あなた自身のスキルを磨き、より時給の高い求人に応募できるようになりましょう。
ママ向けのWEBデザイナーやプログラマーの通信講座なんかも今は人気ですね。
将来なりたい姿をイメージして少しずつ勉強していきましょう。
時給アップしたいならスキルアップが必要。
6.派遣先では研修は受けられない
派遣は即戦力として扱われるため、派遣先では研修などスキルアップ制度はありません。
スキルアップの勉強は、派遣会社が用意してくれたものや自分で準備した勉強法を、業務時間外にやりましょう。
派遣会社によっては、スキルアップのために費やした時間の一部に時給分を支払ってくれることもあります。
派遣会社に確認してみましょう。
スキルアップの勉強は業務時間外にやるべし。
7.任期がある
派遣社員は、同じ派遣先で働ける上限は3年です。
(エン派遣の「派遣の3年ルールとは?派遣スタッフが知っておくべきポイント」に詳しく掲載されています。)
3年後にはまた仕事を探す必要があります。
例外として、2018年4月からは同じ会社に5年ほど務めると無期雇用に変換を希望できる制度が適用されました。
無期転換は派遣社員にも適用されますので、同じ派遣会社で5年以上務めていると希望することができます。
(無期転換については、厚生労働省の「厚生労働省>無期転換ルールのよくある質問(Q&A)」に分かりやすく書いてありますので参考にしてください。
派遣社員が無期雇用された場合は3年ルールの例外となり、同じ派遣先で3年以上継続して働くことができます。
ただ、子育てママは子供の成長に合わせて働き方を変えられる有期の派遣社員の方が、仕事を選べるため融通が利きます。
今は子育てに手がかからなくなった時に希望できるように、制度があることを知っておけば十分でしょう。
同じ会社で働き続けられるのは3年間まで。
無期転換という方法もあると知っておくべし。
8.残業代はしっかり出る
正社員では残業が申告制の場合、申告を忘れたり少なめに申告してしまう場合があります。
中小企業だと、毎月の給料に45時間分の残業代を含む場合などもあり、労働時間が増えても手取りが増えないこともあります。
しかし派遣社員はきちんと残業代が出ますので、その点では正社員よりも安心です。
私の派遣会社は15分単位で計算してくれます。
ワーママは退社後も忙しいので、残業はできるだけしたくないですよね。
職場の対応も、残業させるとその分のお金を支払わないといけないので、定時で帰るのを勧めてくれることが多いです。
『派遣タカラ島』というサイトにも、下記のように書いてあります。
一般的に3ヵ月スパンで契約更新を繰り返す派遣スタッフの時給は、高額に設定されているケースが多いため、派遣先は残業をさせることを嫌う傾向にあります。
よって、派遣求人には「残業なし」で働けることが多いんです。(参照元:派遣タカラ島)
正社員だと先に帰るのが申し訳ない気持ちになりますが、派遣だとそんな心配がなくなります。
時間内に仕事を終わらせる段取り術も身につきますし、ママにとってはメリットとなりますね。
残業代はきっちり出るし、先に帰っても罪悪感がない。
さっと帰るべし。
9.異動や転勤はない
契約時に所属部署がはっきり定められているため、契約中の異動はありません。
もちろん転勤もありません。
契約期間内は落ち着いて仕事をすることができるのは、子供のことで頭がいっぱいなワーママにはありがたいですよね。
異動や転換はないので、契約期間中は落ち着いて働ける。
10.フルタイム以外の働き方ができる
正社員の場合は、基本フルタイム勤務。
時短勤務が利用できればいいですが、それでも週5勤務は変わりません。
派遣の場合はあなたの希望に合わせて、週3・週4の仕事や、4時間・5時間の仕事などを選ぶことができます。
子供が小さい時は余裕がないから「週4の6時間勤務にしたい」という働き方もできます。
もちろん、子供が大きくなって手が離れてきた時にフルタイム勤務の仕事に変えることもできます。
柔軟な働き方ができるのは派遣社員の特権ですね。
子育てとバランスの取れる勤務時間を選ぶべし。
派遣と正社員で変わらない点を知っておこう
T子さん
次は、正社員と変わらない点について説明します。
11.有給はある
派遣社員にもちゃんと有給があります。
職場単位ではなく、派遣会社単位です。
同じ派遣会社に勤めていれば、週4勤務以上であれば、働き始めてから6ヶ月後に10日分の有給休暇をとれるようになります。
(厚生労働省の「年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています。」を参照ください。)
1年6ヶ月働くと、有給休暇が11日分追加されます。
2年6ヶ月では12日分。
20日分になるまで毎年1日ずつ増えていきます。
最初の6ヶ月間は有給休暇が付与されないので、休んだ分は時給はもらえません。
派遣会社を変えると有給休暇がない最初の6ヶ月間が発生してしまうので、同じ派遣会社で働き続けた方がもらえる有給休暇日数が多くなります。
そのためにも最初から求人数の多い大手派遣会社に登録するようにしましょう。
また有給休暇の申請は、職場と派遣会社の両方に伝える必要があるので注意してくださいね。
有給休暇は6ヶ月後からもらえる。
派遣会社を変えるとリセットされてしまうので同じ派遣会社で働き続ける方がよい。
12.厚生年金・健康保険・雇用保険などの社会保険に加入できる
もちろん加入できます。
ただし加入条件がありますので(1ヶ月15日以上、1週間に30時間以上勤務など)、加入できるかどうかは事前に調べておきましょう。
従業員500人以上の会社でしたら1週間に20時間以上働いていれば加入できる制度もあります。
(詳しく知りたい場合は、厚生労働省の「平成28年10月から厚生年金保険・健康保険の加入対象が広がっています!(社会保険の適用拡大)」」をご覧ください。)
旦那さんの扶養に入らない場合は社会保険に加入した方が手元に残るお金が増えますので、加入できる派遣会社を選ぶようにしましょう。
社会保険に関しても、大手派遣会社の方が対応がしっかりしてるので安心です。
社会保険の加入の条件は派遣会社による。パートタイム勤務の場合は事前にチェックすべし。
よくある不安や疑問を解決しよう
T子さん
次は、派遣として初めて働くママが不安や疑問に思うことをまとめて解説していきます。
13.未経験でも大丈夫?
未経験歓迎の求人もたくさんあるので大丈夫です。
大手派遣会社のパーソルテンプスタッフでは、4万件の求人のうち、2万件が未経験歓迎の求人です。
未経験でも挑戦できる求人がたくさんありますので、やりたいお仕事を探してみてください。
もし未経験でちゃんとお仕事できるか不安なときは、派遣会社のスキルアップ研修を利用しましょう。
使用頻度の高いExcelやWordの研修も無料で受けられます。
未経験でも安心して派遣のお仕事に応募しましょう。
未経験OKの求人は多い。
スキルアップ支援も受けれるので安心して働ける。
14.年齢制限はあるの?
派遣社員は何歳でも働くことができます。
派遣社員は教えて育てていくというものでもないので、正社員みたいに「長期勤務によるキャリア形成のため30歳以下に限る」みたいな求人はありません。
私の職場では65歳以上でも派遣社員として活躍しているスタッフさんがいます。
スキルの有無が決め手となるので、年齢は気にしなくて大丈夫です。
何歳になってもあなたのスキルを活かして働くことができる点も派遣の魅力ですね。
年齢は気にしなくていい。
15.長期的に働けないの?
派遣社員には任期があり、同じ職場で3年を超えて働くことはできません。
しかし、先ほども出てきましたが「無期雇用」に転換すると3年ルールの例外となり、派遣社員でも3年以上働くことができるようになります。
「無期雇用」は同じ派遣会社で5年を超えて働き続けると転換することができます。
ただし正社員のように時間や勤務場所の拘束はあるのに、ボーナスや退職金は出ない状況になるので、ワーママにとって使いやすい制度ではありません。
子供が大きくなったら無期雇用に転換するのは良いと思うので、同じ派遣会社で長く働き続けるためにも、初めから求人が豊富な大手の派遣会社を最初から選ぶようにしましょう。
基本は3年が上限。
無期雇用に転換することで無期限となるケースもある。
16.派遣会社には定期的に行く必要があるの?
派遣社員になると、派遣会社の本部に顔を出す必要があるか心配になるかもしれません。
その必要はありません。
派遣会社の担当者があなたの職場に来て、状況のヒアリングやフォローをしてくれます。
毎月の勤務実績表はメールや郵送で送れば大丈夫です。
安心して勤務時間分だけ働きましょう。
派遣会社に定期的に行く必要はなし。
派遣会社の人が職場に来てくれる。
17.一度派遣になると正社員にはもうなれないの?
正社員を辞めて派遣社員になると、もう二度と正社員として働けないのでは?と不安になることもあります。
でも、派遣として働いていても正社員を目指すチャンスはあります。
「紹介予定派遣」という正社員や契約社員になることが前提のお仕事を紹介してもらいましょう。
一般的な派遣の求人よりも採用のハードルは高いですが、派遣社員から正社員を目指すのに最適な制度です。
子供の成長に合わせて正社員になりたい気持ちがあるのなら、日ごろからスキルアップを意識して勉強するとともに、派遣のお仕事に就くときも将来に繋がりそうな仕事を選ぶようにしましょう。
紹介予定派遣という制度で正社員は目指せる。
でも自分磨きは必要。
派遣社員として働くステップを知ろう
T子さん
派遣社員として働くステップを見ていきましょう。
派遣会社にWEB登録する
まずは派遣会社にWEB登録。
どの派遣会社に登録するか迷ったら、大手派遣会社である「テンプスタッフ」「リクルートスタッフィング」「スタッフサービス」のどれかに登録するのが安心です。
一番のおすすめは、ママに優しい「テンプスタッフ」です。
派遣会社を訪問して本登録する
派遣社員として仕事をするためには、「本登録」をする必要があります。
「本登録」では、来社してタイピングや性格診断などのテストを受けます。
所要時間は1時間半ほどです。
本登録は、派遣会社のサイトにある「来社予約」や「本登録」のボタンから申し込みましょう。
これで求人に応募することができるようになります。
応募したい求人を見つける
求人の探し方は2つです。
- 派遣会社のWEBの求人一覧から探す
- 派遣会社のスタッフから個別で求人を紹介してもらう
WEBの求人一覧から探すパターンが基本ですが、本登録後はあなたの希望にピッタリの求人があると、電話やメールで個別にお勧めの求人を紹介してくれることがあります。
あなたの理想に合う求人を見つけましょう。
求人に応募する
応募の方法も2つです。
- WEBの「応募する」や「エントリー」ボタンを押す
- 個別で紹介された求人はメールや電話で応募する
どちらでも構いません。
また、応募後には履歴書と職務経歴書が必要になります。
あなたの過去のお仕事を振り返りながら書類を作成しておきましょう。
職場見学に行く
応募した求人について、派遣会社から「紹介できる」との返信があれば、職場見学に行きます。
(派遣会社内の選考で落ちてしまうこともあります。)
職場見学は派遣会社の担当者が同行してくれます。
職場の責任者と面談しますので、面接だと思って気合を入れてのぞみましょう。
お仕事開始
本採用の場合は、派遣会社の担当者から本採用の連絡が来ます。
これで希望のお仕事につくことできます。
出勤初日の注意点はこちらの記事に書いてありますので、必要な時にご覧ください。
初めての派遣会社の選び方を知ろう
派会社は大手を選ぶことが一番大切です。
大手7社であれば、どこでも安心して働くことができます。
- テンプスタッフ
- リクルートスタッフィング
- スタッフサービス
- アデコ
- パソナ
- マンパワー
- ランスタッド
では、どうして大手の派遣会社がいいのでしょうか?
理由はこちらです。
- 求人数が多い
- スキルアップ支援、福利厚生が充実
- スタッフの対応が良い(ちゃんと教育されている)
- 給与の支払いや社会保険の加入が安心
中小企業ですと、何かあった時に対応してもらえず、金銭的に損をしてしまう可能性もあります。
安心して働くためにも、大手の派遣会社に登録しましょう。
派遣が初めてのママに「ぴったり」なのはテンプスタッフ
大手7社の派遣会社を紹介しましたが、最初はどの派遣会社に登録しようかなと悩むと思います。
そんな時は、ママサポートが充実しているテンプスタッフに登録しましょう。
ママにとって7つの魅力が詰まった派遣会社ですので、最初に登録する派遣会社にぴったりです。
▼この記事にテンプスタッフがおすすめな理由がありますので、ぜひご覧ください。
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まとめ.派遣で初めて働くのママが知らなきゃ損する17のポイント
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事の内容をまとめておきます。
派遣で初めて働くママが知っておくべき17のポイント
- 雇用主は派遣会社
- 給与は時給制
- 交通費はもらえないことが多い
- ボーナス・退職金はない
- 昇格・昇給はない
- 派遣先では研修は受けられない
- 任期がある
- 残業代はしっかり出る
- 異動や転勤はない
- フルタイム以外の働き方ができる
- 有給はある
- 厚生年金・健康保険・雇用保険などの社会保険に加入できる
- 未経験OKな求人は多い
- 年齢は気にしなくていい
- 長期的に同じ職場で働く方法もある
- 派遣会社への定期訪問は不要
- 派遣から正社員を目指す制度がある
初めて登録する派遣会社は「テンプスタッフ」がおすすめ
この内容を知っておくことで、「思ってたのと違った!」という後悔を防ぐことができます。
知らないと損することがありますので、ぜひ覚えておいてください。
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というか相互に「当たり前にあること」なので特に気にもとめないレベルです。
・子供の突然の高熱やケガ
・PTAから突然役員会の召集
・台風で幼稚園が休園
ということはよくあります。
みんなスラックやチャットワークで事情を共有して「終わりです」
「了解です~」
「お大事に~」
「〇〇さんも無理しすぎないように~」
「お子さん優先で!」
という掛け合いが日常です。
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